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敷地・地盤

敷地図  敷地面積60坪強で値切って900万円で購入しました。北東角地で約15m×13mです。公共上下水道、都市ガスですが融雪道路ではありません。購入時から5年程前に開発された分譲地に在り、ある不動産屋が持っていた物件です。南側のお隣は当時空き地でした。

 購入した土地は格安でした。相場18.5万円/坪のところ15万円/坪で、さらに総額を値切って購入しました。15万円/坪には訳が有りました。仲介のH不動産の説明によると売主も不動産屋ですが経営の問題で至急売りたい意向がある為と、同じ分譲地の高床式の住宅が不同沈下して評判が悪い為と説明を受けました。そうなると不同沈下に対策が必要です。その対策費と合算しても割安でないと意味が有りません。そこで購入する前に地盤調査して、地盤改良代を見積もってもらうことにしました。その時点で住宅メーカーの最有力候補だったC社に依頼して地盤調査を行いました。スウェーデン式サウンディング試験です。結果は案の定某市の一般的な軟弱な地盤です。地盤改良は湿式柱状改良工事ということで見積りは1,188,000円でした。この金額を足しても割安なので購入を決めました。

 この結果をH不動産に話したら、表層改良で十分で湿式柱状改良は意味が無いと言います。H不動産は住宅建設もやっています。何故ならば湿式柱状改良は所詮支持基盤に到達していない(一般に某市の地盤状況では費用の制限で支持基盤までの改良工事とならない)のだから軟弱地盤に浮いている状態は表層改良と一緒で、逆に地盤との摩擦のバランスが悪いと不同沈下を起こしてしまうそうです。確かに両方共軟弱地盤に浮いている形なので後は地盤とのバランスなのでしょうか。ということは効果に変わりが無いというになるのでしょうか。また地盤保証表層改良で付きますからそれで十分という気がしてきます。表層改良工事は497,000円です。結局選択したのは住宅メーカーはI社で、地盤改良工事は表層改良になりました。C社には地盤調査費用52,500円を支払いました。

 購入した後で分かったことですがこの土地にはほかにも問題がありました。大雨で道路が冠水するという問題です。南側の隣地を経て道路の反対側には溝が有ります。この溝が大雨で溢れるそうです。敷地まで水が上がることは無いようですし、市の改良工事も行われている最中ですが、気持ちが悪いので基礎の嵩上げを行うことにしました。標準でGL+450mmのところ、GL+750mmにしました。これでポーチの嵩上げを含めて437,000円(I社)の追加です。

 これではこの土地がお買い得であったかどうか分からなくなってきましたが、所詮この地域はどこでも地盤改良は必要です。すると嵩上げ代437,000円が追加分で、ならば十分良い買い物だったと現時点では思うことにしています。教訓は、”購入する前に、知り合いにその場所の様子を伺っておく”です。近所の方ですと此方がある程度その問題について知っていればさらに詳しい状況を聞き出せますが、全く知らない事はまず聞き出せません。

 高床式住宅はこの土地の購入を決めた時点で採用しないことにしました。不同沈下のリスクが高いことと、実質3階建住宅ですから将来の事を考えるとエレベータの設置が必要で、それは家作り目標の達成をまず不可能にします。普通の住宅では1階だけでも何とか生活出来ますが、高床式住宅では出来ません。不同沈下に関しては近所には高床式住宅も何軒もありその殆どが問題無く住まわれている様です。地盤改良をすれば問題無いようです。しかし地震や大雪が降って地盤に与える条件が変わったときどうなるか分かりません。リスクは出来るだけ避けることにしました。

 また2000年に入ってから都合の悪いことを発見しました。ご興味の在る方は[事件簿]電柱を参照して下さい。

支持基盤
 地盤調査の結果、おおよそ地表から7m付近で支持力の有る層が出てきました。6mまでは殆ど地耐力が有りません。酷い地盤だと思いましたが、調査会社によると信濃川の下流地域は20m以上調査しても地耐力が弱い土地が多いそうです。私の土地は丘に近い地域なので支持層が在ったのではないかと言ってました。
地盤保証
 正しくは保証条項の構造体に関する保証のひとつです。従って請負先が推奨する改良工法のまま施工すれば地盤に関する保証は受けられます。基礎の著しい構造亀裂・不同沈下・破損・たわみに関する保証事項です。C社では湿式柱状改良ですと20年保証で、表層改良ですと10年保証になります。10年以降の保証の条件が高価な湿式柱状改良工事を採用する事になっているようです。C社の担当者は個人的な見解だそうですが、地盤改良は表層改良で十分で湿式柱状改良のメリットは保証期間が20年間になることだと言っていました。I社では10年保証になります。
地盤調査
 一般住宅の地盤調査で良く行われるスウェーデン式サウンディング試験で調査しました。調査料はC社で51,500円です。スクリューがついた棒の上に重りを載せ、何回転でどのくらい沈んだかで地耐力を推定します。棒を継ぎ足してより深い層を調査します。地耐力が弱い層では回転無しで勝手に自沈していきます。かなり原始的な調査方法です。地盤調査費用は住宅メーカーが負担するケースがあります。契約前でもやってくれます。どうやら受注促進費の扱いの様です。ここで教訓は”地盤調査はサービスの住宅メーカーを探して依頼する”です。私の場合、I社はサービスでした。教訓を知らずC社に頼んだ為、51,500円を損しました。
湿式柱状改良
 適当な間隔で所定の深度まで掘削した後固化材を圧送しながら土砂を攪拌し改良体を造成する工法です。見積りの1,159,000円は直径600mm、深さ5.5mで建築面積約60uです。
表層改良
 ある一定の深さを固結化し、載荷重に耐えうる一種の浮き地盤として改良する工法です。軟弱な土質にセメント系固化材を強制混合して転圧を行い、改良材の持つ水和性・硬化反応を利用して土質の安定処理を行います。見積りは451,000円で建築面積約60uです。

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